現在主流の CAT ツールは「人間が翻訳し、ツールが支援する」構造です。翻訳メモリの整備も、用語の統一も、品質の検証も——すべて人の手と注意力に依存しています。担当者が変われば品質がぶれ、案件が増えれば工数が膨張する。この構造そのものが、企業翻訳のボトルネックです。
翻訳メモリは「提案」にとどまり、前回訳との一致は翻訳者の記憶と目視確認に依存。品質は担当者の経験と注意力に左右される。
ファイルをアップロードするだけで、過去訳の踏襲・用語統一・文体調整・品質検証まで一貫して自動実行。人間は方針を決め、結果を承認する。
金融開示、製薬の規制文書、IR資料、契約書——意味の取り違えが企業の信用を直接左右する文書には、長年「人の手」が必要でした。
ErudAite PRO v2 は、その作業を奪うためではなく、より高い水準の判断に専念してもらうためのプラットフォームです。これは単なる効率化ではありません——翻訳の品質が、担当者の経験や注意力に左右されなくなるということです。
PRO v2 は「翻訳して返す」だけのエンジンから、再現性・品質・説明責任を担う法人向けプラットフォームへ進化しました。各機能は、現場の翻訳チェッカーとコンプライアンス担当が本当に困っていた課題から逆算して設計されています。
IR・開示文書の鉄則——「前回と同じ表現は、今回もそのまま使う」——を7段階で自動分類。確実な箇所はAIを介さず機械的に踏襲し、数字だけが異なる文は数字だけ差し替え、完全に新しい文だけをAIが翻訳。「提案」ではなく「保証」する翻訳メモリです。
自動確定できないセグメントだけをレビューワークスペースに提示。承認・編集・差戻しの判断を記録し、確定後は TM v2 へ書き戻し。Excel レビューシートのエクスポート/インポートにも対応します。
翻訳品質評価フレームワーク CATER v2 を標準搭載。すべてのセグメントを6つの評価軸(事実・用語・意味・談話・文体・文法)で自動診断。参照訳不要・生成主体非依存の評価により、問題箇所を納品前に特定します。
各セグメントが「どの過去訳から、なぜその訳になったか」を機械的に記録。踏襲率証明書・数値検証レポート・来歴トレースの3帳票により、翻訳品質を第三者に対して「証明」できます。
役員名など未知の人名はローマ字表記を推測せず、必ずレビュー送り。確定表記を発行体人名辞書に還流し、次回以降は自動適用。金融・製薬の開示文書で致命的な表記ブレを防ぎます。
翻訳完了後に TM v2 バンドル・ファイル辞書を自動構築。Trados / memoQ / Phrase からの TMX 取込、参照文書からの用語自動抽出、翻訳戦略フレームワーク(文書タイプ別方針)の保存・再利用にも対応。
PRO v2 の Web ワークスペースは、翻訳の「作業」と「判断」を画面レベルで分離します。プロジェクト単位で TM・辞書・設定を管理し、ファイル翻訳完了後は TM レビュー・対訳レビュー・監査レポートへワンクリックで遷移——102セグメント中、要確認は3件だけ、という現場の体験をそのまま提供します。
クイック翻訳、プロジェクト翻訳の履歴、所要時間までダッシュボードで把握。チーム全員が同じワークスペースから案件を追えます。
.pptx をアップロードするだけでレイアウト保持の翻訳が完成。翻訳ファイルのダウンロードに加え、TM レビュー・対訳レビュー・監査レポートへその場からアクセスできます。
TM v2 Human Review は全セグメントを Tier A(完全一致)から G(新規訳)まで7段階で可視化。102件中 Needs review 3件——残りは一括 Accept でき、判断だけが次回の自動化に還流します。
PRO v2 は汎用翻訳ツールではありません。前回訳の完全踏襲が業務原則である IR・製薬開示、用語と数値の厳密性が求められる金融・規制文書の現場で、本番稼働と実測 KPI を積み上げてきました。
統合報告書、決算短信、有価証券報告書、招集通知——IR・開示翻訳の最大の課題は「前回と同じ表現は、今回もそのまま使う」こと。TM v2 がこの一貫性を仕組みで保証し、金額・日付・会計期間は Decimal 演算で正確変換。▲/△ など日本 IR 特有の表記も型付き処理。
治験プロトコル改訂(Amendment)、治験総括報告書、CTD モジュール、SmPC、患者向け文書——PMDA / FDA 提出を見据えた規制文書の翻訳。ErudAite PRO v2 は ICH 系の標準章立てを自動認識し、セクション構造を手がかりに前回訳を確実に踏襲。語気(shall / may)・用量・評価項目の数値は絶対保護し、CATER v2 と監査パッケージで説明責任に応えます。
特許明細書、契約書、コンプライアンス規程、経営層向けプレゼンテーション——意味の取り違えが法的リスクに直結する文書。ErudAite v7 の多層エージェント翻訳に加え、制約コンパイル+出口検証の三段 QA で、LLM 特有の「たまに間違える」を構造的に排除します。
製薬・医療規制文書向けに、番号付き標準見出し体系を持つ規格テンプレートを自動検出。同一規格の前後版ペアでは、セクション番号を構造アンカーとして TM v2 が前回訳を踏襲します(決定論的検出、LLM 不使用)。
法人向け翻訳エンジンとして必要な要件を、ひとつも妥協していません。とくにレイアウト保持と情報の閉域性は、PROの設計の核です。
フラッグシップモデル ErudAite v7 が、金額・日付・固有名詞・専門用語を厳密にロックして翻訳。TM v2 による前回訳踏襲 → 用語集 → 辞書 → ヒューリスティック → LLM の段階適用で、機械翻訳特有の致命的なミスを構造的に排除します。
1.2 trillion yen として正確に変換。丸めや浮動小数点誤差が起きない設計です。
原本の構造を意味的に解釈し、原文と同じ index・同じ順序・同じ版面で出力。PowerPoint のスライド、IDML の段落・表セル・脚注、Word の見出し階層、PDF の表組みまで、見た目を保ったまま翻訳結果を返します。
index 集合が完全一致することを保証。外部の組版・自動レイアウトに安全に流せます。
共有 SaaS、独立 SaaS、プライベートクラウド、オンプレミス。御社のセキュリティ要件に合わせて4つの導入形態から選べます。原文・訳文は学習にも改善にも使われず、ファイルは翻訳完了と同時に削除されます。
従来の機械翻訳ベースのワークフローでは、1スライドのポストエディットに平均30分を要していました。PRO v2 は TM v2 による前回訳踏襲と CATER v2 品質診断により、確認と微調整だけで足りる水準にまで到達します。
コピー&ペーストの往復を必要としない、業務文書の現場に直接届くファイル翻訳。原本ファイルをアップロードすれば、同じ拡張子の翻訳済みファイルが返ります。
見出し階層、表組み、脚注、変更履歴、コメントを保持。長文の規程類、契約書、招集通知、IR文書に最適化。
スライドマスターとレイアウトを保持しつつ、テキストフレーム・表・SmartArt 内のテキストを翻訳。PowerPoint に埋め込まれた Excel やグラフの文字列まで翻訳し、表示と実データの整合性を維持。経営会議・IR・営業資料に。
セル数式・参照・条件付き書式を壊さずに、翻訳対象のテキストセルだけを抽出して再配置。財務モデル・予算書・大規模スプレッドシートに。
統合報告書、招集通知、有価証券報告書、株主向けの組版に必要な分割テキスト・分割文字を意味単位で再結合してから翻訳。組版そのまま返却。
テキスト抽出と構造解析を行い、Word 形式で翻訳結果を出力。読み取り専用のレポート、官公庁開示文書、契約書 PDF を社内資料化する用途に。
API 連携で Google Sheets を直接翻訳。共有スプレッドシートをワンクリックで多言語化し、原本シートと並列で別シートに出力します。
ErudAite PRO v2 のパイプラインは、LLM をブラックボックスとして使わない設計です。TM v2 pre-pass → 辞書ロック → 金額ロック → セマンティック結合 → 構造保持 → 出口検証——LLM の確率的な揺らぎが致命的な誤訳に変わらないよう、前段と後段の双方を決定論的なコードで守ります。
だから、「LLMがたまに間違える」では済まない領域でも、安心して稼働を任せられます。
7層 TMBundle + Tier A–G ルーティングで、完全一致・数値差分・部分一致を判定。確定済みセグメントは LLM に触らせずビット単位コピー。Manual モードではレビュー確定後に bundle へ書き戻し、次回の自動確定範囲を拡大します。
原本ファイルから index 付きセグメント配列を生成。表・段落・脚注の境界、文字クラス(latin/hira/kata/digit)を識別し、後段で破壊しない情報スキーマを確保します。
御社辞書・用語集・固有名詞・金額・日付を ⟦PHn⟧ / ⟦AMT:n⟧ のプレースホルダに退避。1兆2000億円 のような複合パターンも結合して 1.2 trillion yen に正確変換。Decimal 演算で丸めゼロ。
IDML のような分割文字(「マ」「ー」「ケ」…)や、数値+単位(616+億円)を意味単位で再結合してから翻訳。LLM 判定 → スコアリング → DP 最適化 → 結合実行のステップで、翻訳しやすい形に整えるのがコードの仕事です。
ファイル辞書・ユーザー辞書・用語集(Termbase)・翻訳メモリ(TM)を段階的に適用してから LLM に投入。一致するセグメントは確定済みの訳語を使用し、未知の表現だけを LLM に翻訳させます。
翻訳結果を元 index に展開し、Node Checker が品質をチェック。問題のあるセグメントだけを自動リトライ。最終ヒューリスティック(過結合・訳抜け検知)→ 最小修正 LLM Repair → ガード、の三段で検証します。
マーカー復元、財表整形、最終正規化、文字数スケーリング。入力と同じ index 集合・同じ順序のセグメント配列を、原本と同じ拡張子のファイルに書き戻して出力します。
翻訳完了後、CATER v2 の6軸(事実・用語・意味・談話・文体・文法)で品質診断。TM v2 適用時は監査パッケージを生成し、完全踏襲率・セグメント来歴・人間承認記録をエクスポート可能にします。
スタートアップから上場企業、規制業種、官公庁・公共セクターまで、それぞれの情報統制レベルに合わせて導入形態を選べます。すべての機能がオンプレミス環境でも稼働可能であり、機密文書を社外に出せない企業でも導入いただけます。
マルチテナント環境で即日利用開始。最も導入しやすく、コスト効率に優れます。一般的な業務文書の翻訳に。
御社専用のテナントを分離して運用。共有環境の効率と、専用環境の独立性を両立します。中堅・大企業の標準構成。
御社契約のクラウドアカウント(AWS / Azure / GCP)内に PRO スタックを構築。クラウド側のセキュリティポリシーと統合運用できます。
御社データセンター内で完結する閉域導入。インターネットに一切接続しない構成も可能。法務・金融・防衛・公共系の最高レベル要件に。
既存の翻訳ワークフロー、CMS、DAM、社内ポータル、Slack、Teams などに PRO の API を組み込み。バッチ・非同期・Webhook 対応。
御社固有のフォーマット、業界用語、組版ルール、ワークフロー要件に合わせてエンジンをチューニング。専任のソリューションエンジニアが伴走します。
ErudAite PRO v2 は、紙の文化と電子の文化が交わる現場——金融印刷・統合報告・IR・製薬開示・株主向け開示文書の世界で、すでに本番運用されています。
国内屈指のディスクロージャー・コンサルティング会社である宝印刷と提携し、統合報告書・招集通知などの IDML / Word / PowerPoint ベースの翻訳ワークフローに ErudAite PRO v2 を実装しました。
TM v2 による前回訳の完全踏襲と CATER v2 品質診断により、原本のレイアウトを崩さず、金額・日付・固有名詞を厳密にロックしたまま翻訳。下訳の精度を、ポストエディットで微調整するだけで完成形になる水準にまで引き上げています。
法人での本格運用を想定した3つのエンゲージメントモデル。価格は文書量・形態・サポートレベルにより個別お見積りとなります。
* いずれのプランも、文書量・形態・サポート要件に応じた個別お見積りです。
* 無償トライアル(共有 SaaS 環境で 2 週間〜1 か月)をご用意しています。
共有 SaaS の無償トライアルから、御社業務への組み込みまで。標準的なオンボーディングのステップは以下の4段階です。
翻訳対象ドキュメントの種別、現状のワークフロー、情報統制要件、想定文書量をお伺いします。
共有 SaaS 環境で 2 週間〜1 か月、御社の実際の文書を翻訳。精度・運用感を確認いただきます。
共有 SaaS / 独立 SaaS / プライベートクラウド / オンプレミスから最適な構成を決定し、構築します。
翻訳メモリ・用語集の蓄積、TM v2 bundle の書き戻し、辞書チューニング、CATER v2 品質基準の調整、API 連携の追加など、運用の中で継続改善します。
SBM(Stand By Me)は個人ユーザー向けのプロダクトで、「翻訳」を「理解と表現の橋渡し」へと拡張したツールです。フォーマル/カジュアル変換、補完訳、図解訳など、日常の「わかる/伝わる」を支える機能が中心です。
PRO v2 は法人向けの翻訳プラットフォームで、業務文書の翻訳精度・レイアウト保持・情報統制に加え、TM v2 による前回訳踏襲・CATER v2 品質診断・監査パッケージまでを一体化しています。ErudAite v7 を搭載し、原本ファイルをそのままの形式・そのままの版面で翻訳して返すのが PRO の仕事です。
Word(.docx)、PowerPoint(.pptx)、Excel(.xlsx)、PDF、InDesign(.idml)、Google Sheets に対応しています。翻訳結果は、原本と同じ拡張子・同じレイアウトで返却されます(PDF のみ .docx 出力)。
個別フォーマット、業界固有の組版ルールへの対応も、Enterprise / Sovereign プランで個別開発しています。
いいえ、一切使われません。 全プランで、入力テキスト・画像・ファイルが LLM の学習データに利用されることはありません。
原本ファイルはサーバーに永続化されず、翻訳完了と同時に削除されます。通信は TLS、保管時は AES-256 で暗号化されます。オンプレミス導入であれば、御社データセンター外に情報が一切出ない構成も可能です。
はい、共有 SaaS 環境で2週間〜1か月の無償トライアルをご提供しています。御社の実際の業務文書(NDA 締結後)で精度と運用感を確認いただけます。
オンプレミス・プライベートクラウド導入を前提としたトライアルについては、別途ご相談ください。
ディスクロージャー・コンサルティング企業である宝印刷株式会社と提携し、統合報告書・招集通知・IR文書の翻訳ワークフローに PRO v2 を本番導入しています。
製薬・ライフサイエンスでは、ICH M11(治験実施計画書)、ICH E3 / CSR(治験総括報告書)、CTD(ICH M4)(共通技術文書)の標準章立てを認識し、プロトコル改訂(Amendment)時の前回訳踏襲に対応。金融開示、特許、経営層向けプレゼンテーションの翻訳も主な用途です。具体的な事例は NDA 締結後にご紹介可能です。
はい。御社既存の TM / TB / 辞書(CSV / TBX / TMX 形式など)を持ち込んで利用できます。PRO v2 では TM v2 バンドル形式で資産を管理し、Trados / memoQ / Phrase からの TMX 取込にも対応。ファイル辞書 → ユーザー辞書 → 用語集 → TM v2 → LLM、の順に段階的に適用するパイプライン設計です。
運用の中で蓄積される TM・用語集も、御社専用のデータとして管理されます。
はい、Enterprise / Sovereign プランで API 連携が可能です。REST / Webhook、OAuth2 / API Token 認証、レートリミットのカスタマイズに対応しています。
既存の翻訳ワークフロー、CMS、DAM、社内ポータル、Slack、Teams などへの組み込みに利用できます。バッチ・非同期処理にも対応しています。
日本語・英語・韓国語・中国語(簡体/繁体)・スペイン語・フランス語・ドイツ語・アラビア語など59言語に対応しています。すべての言語間で相互翻訳が可能です。
金融開示・特許・規制文書のような専門領域は、日↔英を中心に最も精度を出しています。他の言語ペアでの導入をお考えの場合も、トライアル時に精度をご確認いただけます。
個別お見積りとなります。文書量(月間ページ数・文字数)、導入形態(共有 SaaS / 独立 SaaS / プライベートクラウド / オンプレミス)、サポートレベル(メール / 営業時間内 / 24×7)の組み合わせでお見積りいたします。
まずは inquiry@erudaite.ai までお問い合わせいただくか、本ページ末尾の問い合わせフォームよりご連絡ください。
共有 SaaS であれば最短即日でトライアルを開始できます。独立 SaaS は2週間〜、プライベートクラウドは4〜8週間、オンプレミスは8〜16週間が目安です。
業務組み込みまで含めた標準的なオンボーディングは「ヒアリング → 無償トライアル → 形態決定/構築 → 本番稼働」の4ステップで進めます。
PRO v2 は翻訳エンジン(ErudAite v7)に加え、TM v2(7段階マッチングで前回訳を「保証」——文 ~95%・文字 ~85% をAI不使用の確定処理で踏襲)、レビューワークスペース(要確認箇所だけに集中)、CATER v2(6軸品質診断を標準搭載)、監査パッケージ(踏襲率証明書・数値検証レポート・来歴トレース)を統合した全面刷新版です。
v1 が「高精度な翻訳エンジン」だったのに対し、v2 は「AIが作業し、人が判断する」法人向けプラットフォームへ進化。2026年7月1日に正式リリースしました。PowerPoint 内の埋め込み Excel・グラフ文字列の翻訳、オンプレミス完結運用にも対応しています。
リアルタイム多言語コミュニケーションの新しい体験を、法人向けに投入予定。
ゲーム・エンタメ向けの革新的翻訳エンジンを東京ゲームショウにて発表予定。
無償トライアル、個別お見積り、オンプレミス導入のご相談など、まずはお気軽にどうぞ。
下記のメールアドレスに、御社名・想定文書量・対象ファイル形式・希望導入形態(共有 SaaS / 独立 SaaS / プライベートクラウド / オンプレミス)を添えてご連絡ください。担当より2営業日以内にご返信いたします。